結婚で苗字が変わったことで発生した生活への影響を振り返ってみて思うこと #夫婦別姓 #旧姓利用

こんにちは、まっぴぃです。

今日は、私生活に関する話題です。 先日の投稿の冒頭にて、(しれっと) 結婚することを書いたのに気づいた方がどれだけいらっしゃるのかはわかりませんが (笑)、この度、2025/02/15 に入籍をいたしました。

mappie-kochi.jp

これまでの振り返りや Perfume を通じた想い出などはまた別の機会があればお話させていただくとして (笑)、今回は結婚したことで苗字が変わることによる生活への影響について触れてみたいと思います。

私は、結婚して苗字が変わることになりました。 いわゆる婿養子的な感じな訳ですが、2 人で話して決めたことなので、特に私自身、不満とかそういうのは一切ないですし、むしろ苗字が一緒になって、うれしい気持ちしかありません。

そんな時分だと、普段 SNS を見ていて、 海外に倣って日本も選択的夫婦別姓にすべきだ! とか 女性は結婚して苗字が変わるのは大変なんだから結婚後も別姓を認めるべきだ! といったような投稿が目に付くようになりました。

正直、自分は、日本の戸籍制度というものは全世界を見ても類を見ない素晴らしい歴史ある制度であると思うし、会社などにおいても、結婚した女性の同僚や友人は旧姓のままで仕事しているのを知っているし、何せ身の回りで不便という話をそもそも聞いたことがないので、なんでそこまで別姓に強くこだわる日本人がいるのか (日本人以外の人もいるかもしれないけど) と疑問で仕方なかったです。

そんな中、ちょうど自分が結婚して苗字が変わる機会を得ることになったので、(男性と女性では多少違いがあるかもしれないですが) 苗字が変わることによる影響について体験したことをそのままブログとして残してみようと思った次第です。 この投稿は、苗字が変わることが確定した日からもろもろの手続きが終わってひと段落するまで、自分が苗字が変わることに関連して行ったことについての備忘録になります。 もしかしたら最後には自分の気持ちが当初と変わっているかもしれませんが、興味があれば、ゆるく読んでいってください。

役所手続き編

戸籍謄本

婚姻届を出すと、指定の本籍地で新しい謄本が作られることになります。日本人同士の夫婦の場合、婚姻により氏 (苗字) を改めなかった方が、戸籍の筆頭者になります。 私の場合、本籍地は妻の結婚前の本籍を指定させていただき、苗字も私が妻の苗字に改めることを選択したので、これまでの本籍地とは異なる場所で、妻が筆頭者となる新しい戸籍が作られることになりました。 新しい戸籍の謄本を取得するには、最低でも 2 ~ 3 週間ほどかかるとのことですが、結婚後すぐに戸籍謄本が必要となる手続きは後述のパスポートや住民票の旧氏登録ぐらいしか覚えがないですし、直近 2~3 か月以内にで海外に行く予定もなかったので、特に影響はなかったです。

ただ、私の場合は戸籍謄本を取るのに少しだけ苦労をしました。というのも、今回婚姻にあたって、私は本籍も変わることになるのですが、

  • 妻の現住所 & 婚姻届提出: S 区
  • 私の現住所: T 市
  • 妻の本籍地: M 区

という状況で、夫婦どちらも現住していない市区町村に本籍があったために、新しい戸籍謄本を取得できるようになるまで約 2 ヶ月ほどかかりました。

理由は、市区町村での書類の手続きに時間がかかるからだそうで、手続き完了までにかかる時間として

  1. 婚姻届を提出した市区町村での受理確認から婚姻手続き処理: 婚姻届提出から 2 週間程度
  2. 新しい戸籍が作られる市区町村への書類送付
  3. 新しい戸籍謄本の作成: 書類送付から 2~3 週間程度

ということで、新しい戸籍謄本を取得するまで 2 ヶ月ほどかかることになりました。(現住所と本籍地が同じ市区町村の場合は少し短縮されるらしい)
私は問題なかったのですが、後述のパスポート更新や住民票の旧氏登録をしたい場合、本籍地と現住所が異なる場合はちゃんと把握しておかないと大変だと思いました。

マイナンバーカード

苗字が変わるとマイナンバーカードの変更対応が必要になるのは盲点でした。親や自分より年上の人は、免許とかの話はしてくれるものの、マイナンバーカードについては何も言ってくれないので、最近の若者しか知らないのでは、とまで思いました。

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マイナンバーカードを受け取った後、引っ越しによる住所の変更や、婚姻等による氏名の変更が生じた場合は、変更が生じた日から14日以内に必ず区市町村の窓口へ提出してください。変更事項をカードに記載します。

役所は基本、平日しか開庁していないですから、平日仕事をしている人は休憩の合間に行くか、有給などで仕事を休んでいくか、都市部なら休日開庁などを狙っていくかしないといけないので、これが一番面倒かもしれませんね。
幸い、今の自分の会社は (世間から見ても有数の) 休みが取りやすい会社で、私の場合は婚姻届を提出した 1 週間後から 3 週間の長期休暇に入る感じだったので、休暇が始まった際に役所に行って手続きしてきました。

マイナンバーカードへ情報を反映するために市役所に行きましたが、私の場合は本籍と氏名の変更がかかるので時間がかかりそうだなと覚悟していました。
ですが結果は、予約なしで全然問題なく、所要時間も 1 時間弱で更新対応が終わりました。
変更内容の反映は 1 週間 (5 営業日) ほどあれば大丈夫のようでしたので、住民票を取得しに行くときについでに更新してしまうのが良いかもしれません。

ちなみに、後述の手続きの大半は、マイナンバーカードがあれば、住民票がなくても手続きできるものが多かったで、マイナンバーカードはこういう時も所有するメリットが多いな、と感じました。

住民票

婚姻届は夫婦どちらかの住民登録がある場所、あるいは結婚式を挙式した場所などで提出する必要がありますが、私は妻の住民登録があった場所で提出をしました。 住民票登録がある市区町村で提出した場合は 1 営業日程度、住民票登録がない市区町村で提出した場合は 1 週間 ~ 10 日程度、反映に時間がかかるとのことでしたが、そこまで急ぎで住民票を取らないといけないことも無かったので、特段不便は感じませんでした。 免許更新などで住民票が必要になる場合(本籍+氏名変更)は、住民票の反映タイミングを気にしないといけないかも、と思ったぐらいですが、直近で運転免許更新の予定もありませんでしたし、パスポートと違って免許証は失効しない限り免許証番号は不変なので、当時はそこまで特段問題ない認識でした。

私の場合は結果、6 営業日経った後に市役所に行ってみたところ、内容反映はされていたので、新しい姓で住民票は取得できるようになっていたのですが、1 点だけ、想定外のことがありました。それは、住民票の 旧氏登録 というものです。 住民票に旧姓(旧氏)を記載したい場合は、事前に旧氏登録 というものを済ませる必要があるということを窓口担当の方に教えていただき、初めて知ることになりました。これは新しい戸籍謄本が反映されないと申請できないもののようで、正規の住民票に旧姓を表記するには、この旧氏登録を済ませてからにしないといけないらしいです。

実は、これは後述の免許証更新の部分で旧姓併記をするためには必須の対応だったので、少し面倒だと感じてしまいました。(笑) でも、そもそもパスポートの更新のために戸籍謄本を取る必要があったので、市役所には 2 回は来ないといけないことを事前に認識していたため、戸籍謄本を取得する際に行うことが 1 個増えるだけです。言うてそこまで面倒には感じないかとも思います。

ちなみに、免許証更新には使えないものの、旧氏登録がなくても旧姓を併記して発行できる住民票 (いわゆる、住民票の写し) もあります。 銀行などでの氏名変更の手続きにはこの種類の住民票でも対応でき、これは先述の 1 週間 ~ 10 日程度の反映処理が終われば普通に発行できるものとのことでしたので、運転免許証とパスポート更新以外であれば全然これで問題ないですね。 これの場合は、氏名の欄に旧姓の氏名 (取り消し線あり) と新しい氏名が併記された形になっているようです。

旧氏登録については、市役所で呼ばれてから 30 分ぐらいで終わりました。旧氏登録の流れとしては、

  1. 戸籍謄本の取得
  2. 旧氏登録申請 (戸籍謄本は回収)
  3. (必要に応じて) 住民票の取得

という段取りだったのですが、説明すれば一度に全部まとめてやってくれるようです。(少なくとも私が今住む市ではやってくれました) なので、すぐ終わりましたね、結構あっさりでした。

運転免許証

本籍地または苗字、住所が変更になる場合、運転免許証は変更手続きが必要になります。
住民票に変更内容が反映された後、最寄りの警察署などで変更ができるので、更新してきました。

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手続きに必要なものは以下の通りでした。

・所有する有効な運転免許証: 1 点
・本籍 (国籍等) が記載され、マイナンバーが記載されていない住民票の写しの原本: 1 点
 ※旧姓の併記を希望する場合は、住民票にも旧姓の記載が必要

ちなみに、本籍地に変更がなく苗字の変更だけの場合は、住民票の写しの代わりにマイナンバーカードを流用できるそうです。※氏名の変更を確認できる場合に限る

なお、免許証に旧姓の併記を希望する場合も、マイナンバーカードで確認できれば住民票の写しは不要とのこと。便利ですね。

私の場合は、本籍地の変更があったため、住民票の取得が必須だったのですが、旧姓の併記も一緒に手続したかったので、新しい戸籍謄本が作成された後に対応をすることにしました。 「苗字が変わったらすぐに免許更新しないとだめなんじゃないの!?」と最初は思ったんですが、調べてみると、道路交通法上には該当の記載はなく、できるだけ早急に、という感じのようです。遅くても次回の免許更新期日までに対応すればよい感じらしい...意外と緩い基準ですね。(笑)

まあ、運転免許証はほとんどの場合、身分証明書として利用することが多く、内容反映するまで公的機関などで利用できなくなる点は不便さがありますが、マイナンバーカードで代用できるので、正直ここはマイナンバーカードを持ち歩くだけで何も問題はなくなるかと思いました。

免許証の旧姓併記についても、結構あっさり終わりました。 最近の警察署の申請書作成はかなりシンプル化が進んでいるようで、免許証を機械に置いた後、行いたい申請のボタンを押すだけで対応する申請書が出てきます。 必要事項を申請書に記載して窓口に持って行くだけの形だったので、何も迷うことはなかったですね。待ち時間も 30 分ぐらいで済みました。

パスポート

苗字が変更になる場合、手元に 10 年または 5 年間の有効なパスポートがある人は、記載事項の変更が必要になるため、切替申請あるいは残存有効期間同一旅券の申請が必要になります。

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切替申請は通常の発行/更新手続きとほぼ同じ、残存有効期間同一旅券の場合でも、パスポート番号自体は変更になるため、海外旅行の手続きにパスポート番号が必要になったり、ビザなどの申請だったり、海外への渡航が頻繁にある人とかは大変かもしれませんね。
ただ、私自身は、婚姻届提出時は直近で海外渡航の予定も無かったので、特に困ることはなかったです。戸籍謄本取れるようになったら変更しよう、ぐらいで思っていました。

手続きに必要なものは以下の通りでした。

・手続きに必要な費用: 6,000 ~ 16,000 円
・所有する期間が有効なパスポート: 1 点
・一般旅券発給申請書または切替申請書(パスポートセンターでもらえますし、ネットでダウンロードも可能): 1 通 ・新しい戸籍謄本: 1 通
・パスポート用の写真 (45 × 35 mm): 1 枚
※以下は、住民登録していない場所での申請時のみに追加で必要
・住民票の写し (申請日から逆算して 6 が月以内に発行されたもの、交付された原本必須): 1枚
※以下は、代理提出者が申請書を出す場合に追加で必要
・代理提出者自身の本人確認書類

戸籍謄本を取るのが一番時間がかかりましたが、それ以外のものを用意するのは正直、大したことなかったです。

※パスポートの切り替え申請は現在も対応中のため、完了したらまた内容を追記します。

会社編

各種申請

婚姻で苗字が変わることに関する社内手続きは、私の場合は以下の 2 点だけでした。

・緊急時連絡先情報の更新
・家族情報の更新
※以下は必要に応じて実施
・扶養手続きの申請

私の場合は夫婦共働きなので扶養の手続きは必要なかったので、単に会社に申告している連絡先レベルの情報更新で済みました。 社員証や名刺、社員情報その他もろもろは旧姓のまま利用できるので、特にそういった部分の変更申請は不要でした。

健康保険

私は企業に勤めているので、会社が発行する健康保険証を持っています。 苗字が変更になる場合は、一度返却をして再発行してもらわないといけないのがルールのようでしたので、申請書を添えて、一度郵送で返却し、新しい健康保険証の送付をすることになりました。

苗字が変わることで一度保険証を返却して再発行してもらうことは、まあ面倒と言えば面倒ですが、言うてそんな影響ある?って気持ちです。 保険証がない間に病院にかかったりするのは確かに大変ですが、正直普段から通院などもしていないので保険証を使うタイミングは少ないですし、保険証がない間に通院があれば、次回提出とかいろいろ調整はできる気がします。

あと、(ニュースでも話題の) マイナンバーカードを健康保険証とする話は、こういうときにも便利なんじゃない?とかは思いました。(よく分かってないまま言ってます)

日常生活編

銀行口座

銀行口座の名義も変更をする必要がありました。いろいろと銀行口座を持っているわけですが、今回はとりわけ、ゆうちょと都市銀行系、一部のネット銀行に絞って紹介したいと思います。

ゆうちょ銀行

www.jp-bank.japanpost.jp

私の場合は、生まれて間もない頃に母が口座を作っていたようなので、印鑑登録ありのゆうちょ口座を持っています。 この場合、口座の名義変更 (氏名変更) については、

  • 銀行窓口で
  • 指定の用紙に変更内容を記入し (印鑑登録がある口座の場合は要印鑑)
  • 氏名変更が確認できる証明書 (旧姓が記載された住民票の写しやマイナンバーカード) と
  • キャッシュカード (Web 通帳化していない場合は通帳も) を添えて

手続きしないといけませんでした。 幸い、私の今の家の近くにはゆうちょの窓口があったので、ふらっと行って 30 分ぐらいで手続きできました。 新しいキャッシュカードは郵送で 2 週間ぐらいで送られてくるとのことだったので、特段めんどくささは感じなかったですね。(新しいカードが届くまで、古いキャッシュカードは無論利用可能です)

三菱 UFJ 銀行

www.bk.mufg.jp

氏名変更は Web でできます。最高ですね。私は都市銀行の中では UFJ 最強だと思ってますので、今回についても最高です。(なお、一応株主ではあるものの、特に贔屓で言っているとかではないのであらかじめご了承ください)

Web での変更には、運転免許証あるいはマイナンバーカードが必要でした。 運転免許証は先述の通り、旧姓併記のために更新まで時間がかかっていたので、マイナンバーカードを使って対応をしました。本当に便利ですね、マイナンバーカード。 口座情報を入力して、マイナンバーカードを撮影するだけで手続きが終わりました。本当に 10 分かかっていないです。

三井住友銀行

www.smbc.co.jp

三井住友銀行も手続きは Web で出来るので良かったのですが、正直、入力は非常に手間でした。 UFJ が Web 入力とマイナンバーカードで撮影で済んだのですが、三井住友銀行は申請書を Web で作成する感じの入力での申請だったので、正直レガシーさを感じたのは否めないですが、Web で完結できたのは良かったです。

本人確認は

  • 運転免許証あるいは運転経歴証明書
  • マイナンバーカード
  • パスポート (日本のみ)
  • 在留カードまたは特別永住者証明書

のいずれかを利用する形だったので、マイナンバーカード一択でした。

みずほ銀行

www.faq.mizuhobank.co.jp

これはあくまで個人的な話なのですが、みずほ銀行は都市銀行の中で 1 番嫌いで、ほぼ使っていないです。 過去、手続きの関係で口座は作成したのですが、今回久しぶりに触りました。

そして、都市銀行系なのに UFJ や三井住友と違って来店必須...まあニュースでシステムが〇〇っていうのはよく取り上げられていますし、業界でもまあ有名な話ではありますが、ここでもその兆候を感じてしまいました。(笑)

住信 SBI ネット銀行

help.netbk.co.jp

無論、ネット銀行なので、手続きもネットで完結です。私はネット銀行では SBI 銀行を重宝しています。 理由の 1 つとしては株などの証券口座も SBI だから、という点もありますが、今の世の中、コンビニ ATM もあるので非常に使いやすい銀行だと思っています。

手続きには

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード(個人番号カード)
  • 在留カード

のいずれかが必要だったので、マイナンバーカードを利用しました。 後日、郵送(書留)で新しいキャッシュカードも送られてきました。ちなみに、デビット機能付きでしたがナンバーレスのためか、クレジットカード番号は変更ありませんでした。(名義だけの変更)

証券口座

新 NISA を含め、株式投資などを行なっているので、証券口座の名義も変更する必要がありました。 私は SBI 証券と楽天証券、大和コネクト証券の 3 口座を持っていたので、これをすべて更新しています。

SBI 証券

faq.sbisec.co.jp

申請は Web か郵送となるようです。 残念ながら、私は Web で出来ることを当時見つけられなかったので、郵送で送られてくる変更届で対応しました。

変更届に関しては、名義変更がわかる免許証やマイナンバーカードのコピーの添付が必要だったので、マイナンバーカードのコピーを添えて郵送しました。 新NISAの関係で個人番号も提出済みですし、特段抵抗は無かったですね。

楽天証券

www.rakuten-sec.co.jp

こちらは、Web だけで変更申請が完結していました。 マイナンバーカードか運転免許証があれば氏名変更できたので、マイナンバーカードを利用しました。 本当にマイナンバーカードは便利です。

大和コネクト証券

www.connect-sec.co.jp

こちらも Web で対応が完結しました。
マイナンバーカードや運転免許証の写真を添えてネットで申請するだけで済んだので、全然難しくありませんでした。

クレジットカード

いくつかカードを持っているので多くは書かないですが、全部 Web で完結しました。 引き落としの銀行口座の名義が変わっていることが切り替え時の前提条件となっていることが多かったのですが、先に記載の通り、銀行口座の変更は特に問題なかったので、クレジットカードの切り替えも特に問題はありませんでした。

切り替えによってカード番号が変わってしまうため、EC サイトその他で利用していた登録情報を更新しないといけないのは少し面倒でしたが、まあ実際、こういったタイミングで自身の課金情報などを見直す良いきっかけにもなったので、全然問題なかったです。

各種保険

結婚を機に生命保険の受取人を配偶者に変更することはあると思いますが、私の場合は申請ひとつで終わりました。 結婚を機に初めて知ったのですが、今の自分の会社は、福利厚生の一環?として、会社として社員に生命保険をかけてくれているそうです。意外といい会社なのかもですね笑

また、実家の都合で医療共済にも加入していますが、そちらも手続きが必要だったらしいです。

賃貸契約

今の家は私の名義で賃貸契約を結んでいるので、苗字変更に伴う契約内容変更をする必要がありました。 これは、賃貸契約の管理会社に問い合わせて対応することになると思いますが、私の場合は住民票の写しとスマホ 1 つで完結できました。時代の進歩って素晴らしいですね。

ライフライン

水道

https://www.city.tokorozawa.saitama.jp/kurashi/jogesuido/ryokin/tetuduki/mizkan20201216131859873.html

水道については、市の水道局に電話をすることで終わりました。 この辺り、本人確認大丈夫?とも思いはしましたが、まあ電話で終わるなら大したことはないですね。

ガス

https://www.bushugas.co.jp/faq/faq_011.html

こちらも電話で申請自体は完結したのですが、1 点面倒だったのは、クレカ支払いが初期化されるので再申請しないといけないぐらいでした。 ただ、これも単にガスを提供する会社単体の問題であると思うので、特に不満はなかったですし、支払い用の申込書を郵送で再送するだけなので特に何も困らなかったですね。

電気

今住んでいる家は賃貸契約に電気も含まれているタイプだったので、賃貸契約の切り替えとまとめて行えました。 参考までに東京電力のサイトを見てみましたが、電話でも Web でも対応してもらえそうな感じなので、特に不都合はなさそうですね。

www.move.tepco.co.jp

support.tepco.co.jp

携帯などの通信契約

UQ Mobile

www.uqwimax.jp

格安 SIM というのもあり、ネットで対応完結できたのでよかったです。

ahamo

faq.ahamo.com

こちらもネットで完結できました。 個人名義の回線の場合は、改称の事実がわかる戸籍謄(抄)本、または新しい氏名が記載されている本人確認書類 (運転免許証やマイナンバーカードなど) の写真を一緒にアップロードするだけだったので、特に問題はなかったです。 申し込みから反映まで 1~2 週間はかかりますが、特にやることもないので問題ないですね。

EC サイトなどの登録情報

Amazon Prime だったり NETFLIX は問題なく名義変更できたので、特に支障ありませんでした。
EC サイトについては、特に住民票などの確認も不要ですし、ファンクラブなどはツアーでの本人確認があるので、気が付いたものから変更していく感じでした。

個人活動・お仕事依頼編

登壇活動

全然問題ないです。IT 界隈だとイベントでの登壇希望だったり、逆に登壇の依頼などをいただくことが多々ありますが、別に旧姓も新しい苗字も好きに使えるので、何も支障がないです。 なんなら、スライド資料の自己紹介などには両方の苗字を併記しているので、本当に何も困らないですね。

執筆活動

直近で 1 件、お仕事を頂きましたが、そちらも銀行振り込みの名義変更調整だったり支払い契約のための SaaS サービスの名義を調整するぐらいの話だったので、全然問題なかったですね。 やはりこの辺りは企業が関わっていればいるほど、旧姓利用に柔軟に対応しているな、といった思いです。

結論: 夫婦別姓ほんとに要る?

結論から言えば、苗字が変わっても一般人には本当に何にも影響がなかったです。選択的とは言え日本の戸籍制度を崩壊させる夫婦別姓を強く推進する意義ははっきり言ってないと感じました。 私生活も仕事も、現状の旧姓併記や旧姓利用の範囲内で十分に対応できますし、それで生活も何も問題なく、妻と幸せに暮らしています。妻方の苗字に変わったことで、妻方の家族にもより深い、絆のようなものを感じられるようになりました。 正直に言って、日本人として、苗字が変わることによって得られる良いことも十分にあると思います。 (無論、自分の肉親や兄弟にも強い絆はずっと持っています)

正直、誰のための選択的夫婦別姓なんでしょうね...(まあ、おおかた多くの日本人は想像に難くないと思いましたが...そういうことなんでしょうね...) 日本人の大多数が喜ぶことなら導入もいいと思ったのですが、今回自分が実際に体験してみて、そこまで推進する意義が全くないと感じました。

研究職など、一部の界隈ではニーズがあるらしいという噂も耳にしますが、そんな日本の数 % のマイノリティを優先してマジョリティに制約を強いるのはおかしいとも思いました。選択的だからいい、じゃないです。マイノリティの方々への配慮はもちろんしますが、そのためにマジョリティ側の生活にマイノリティ側のイレギュラーな都合を押し付けないで欲しいと強く思いました。

今回、私は結婚による苗字の変更について、改めて日本の戸籍制度の素晴らしさを実感しました。戸籍制度のおかげで、自身の家系だけでなく、妻方の家系についてもちゃんと知ることができたのです。 日本は日本として、先人が考案した他国にない、素晴らしい歴史は今後も引き継いでいってもらいたいと強く感じたという感想で、このブログを締めたいと思います。ありがとうございました。